下腿肉離れ(腓腹筋、ヒラメ筋)

下腿部には腓腹筋という浅層の筋肉のほかに深層にヒラメ筋という筋肉があります。

主にスポーツをしていて強く踏み込んだ際に負傷することが多いです。

肉離れはⅠ~Ⅲ度の3つの段階に分けることができます。

 

Ⅰ度 筋肉部分損傷

   歩行可能も痛みあり。皮下出血なし。筋肉痛に似た痛みを感じる。全治4~6週。

Ⅱ度 筋肉部分断裂                               

   強い痛みがあるため歩行困難。皮下出血あり。                

   受傷時に「バンッ」と音がする感じ、蹴られた(殴られた)ような感じ。

   全治6~8週。

Ⅲ度 筋肉完全断裂                               

   痛みがかなり強く受傷時から歩行不可。皮下出血あり。全治3ヵ月。

 

腓腹筋やヒラメ筋の肉離れは大腿部の筋の肉離れより完治に時間がかかることが多いです。

 

それは足趾が使えず足部のアーチが低下すると治ろうとしている状態に痛みが出るストレスを多く与えることになるからです。

当院では患部の治療として超音波治療やインディバアクティブセラピーなどを用いて組織の炎症を抑えることや修復を促進していきます。

リハビリでは足趾のトレーニングや患部のトレーニングを行い再発予防していきます。

また、足部へのアプローチとして当院ではインソール作成やフットサポーターなども提供しています。

運動再開の目安としては

①片足つま先立ちの痛み・違和感が無いか

②片足ジャンプでの痛み・違和感が無いか

の2つが目安になります。

 

肉離れで非常に重要なのがリハビリの組み立て方です。痛みが消えたからと言ってすぐに競技復帰してしまうと再受傷の原因となってしまいます。まずは、患部の筋力回復や瘢痕化を避けるため、筋力トレーニングやストレッチポールなどを使用したセルフケアの指導を行います。

筋力回復後にウォーキングから開始し、その後ウォーキングとジョギングを交互に行い、最終的にジョギングを連続しながら行います。その後は競技特性に順次ながらトレーニング指導を行っています。

症状に応じて少し変わることもありますが、当院では患者様と相談しながらリハビリを組み立てていきます。